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官能能力者 あおい
第44章 ブレインハッカー:謎の侵略者
☆☆☆
びっくりした・・・。

始まりは冬馬とのいつもの実験だった。あれやこれやと条件を変えて官能能力を試される。だいたい、いつも30分くらい実験していると、私のほうが限界を迎えてしまう。

だって、好きな人から優しい性感を送り込まれ続けるんだよ?ふたりっきりなんだよ?
我慢・・・できないよ・・・。

冬馬が言うには、「だんだん目がトロンとしてきて色っぽくなる」というのだ。・・・うう、なんか淫乱って言われている気もちょっとする。でもでも、しょうがないじゃん!大抵は私が、たまには冬馬が耐えきれなくなり、どちらからともなく近づき、キスを交わし、口淫の末、果てる、というのがいつものパターンになってしまっている。

学校の教室で、フェラやクンニをしまくっているというのはいかにもまずいのだが、止められない。最初は『抑止になるかも』と思って選んだ場所だったが、逆に背徳感で燃えてきてしまっている。逆効果甚だしい。

とにかく、今日もいつもと同じように実験が進んでいたのだ。ところが、ああ、そろそろ限界かも・・・と思い、冬馬に声をかけようとした矢先だった。

生温かくて柔らかな【何か】が身体を胸やお腹に絡みついてくるような感触に襲われた。胸に絡みついた【何か】は私の乳首を繊細に転がす。感覚としては舌で舐められているのに近いが、もっとぷにぷにとした感じだし、ヌラヌラとぬめり家を帯びているように感じられた。お腹にも【何か】が3重くらいに巻き付き、にゅるにゅるといった言葉がぴったりな感じで擦られる。それがまた、妙な性感を私に与えてきたのだ。
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