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第3章 特別に、なりたい。

｢…ねぇ、ゆゆ。｣

｢なに？｣

｢私、ゆゆの彼女で、いいんだよね…｣

｢は？いきなり何？｣

｢なんとなぁーく。｣

｢わけわかんね(笑)｣

ははっ、と、軽く笑うゆゆ。
私も、ゆゆみたいに
自分に自信を持ちたい。

｢ゆゆ、ふたりっきりになりたい。｣

｢いまから？｣

｢うん。…だめ？｣

｢別にいいけど…うち、いく？｣

｢うん。｣

話をしながら、電車でおうちへ向かった。
会話は、心なしかぎこちない。
私だけ。