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視線
第2章 悪魔の視線
お久しぶりです。
前に電車の中でいやらしい視線を向けられて困ってると投稿した者です。

皆さんからアドバイスをいただいて、乗る車両を変えました。
それであの視線から見られることもなくなって解決したはずだったのですが……。

平和な日々は、2ヶ月くらいで終わってしまいました。
つい先日のことです。

いつものように電車に乗ると、まるで待ち構えていたかのように、あの視線が私を出迎えました。
あの視線は私を見つけるなり、「探したよ」と言ってるように見えました。

私は咄嗟に降りようとしました。
でも後ろ振り向いた瞬間には、もうドアは閉まっていました。

電車はゆっくりと出発します。
私は振り向けませんでした。

あの視線。
あの悪魔の視線が、私の背中を舐め回すように見ていたから。

悪魔の視線は、ねちっこくうなじから脚まで見てきました。
私は振り向くことはなく、ドアから外の景色を見て気を紛らわそうとしました。

でもいくら外の景色を見ていても、あの悪魔の視線は私から視線を離すことはありませんでした。

私はさっきまで景色を見て気を紛らわそうとしてたのに、そんなことはもう忘れていました。
カラダが緊張してひたいから汗が滲み出てきます。
早く次の駅に到着しないかと、祈らずにはいられませんでした。
そんなふうに祈っている私などお構いなしに、悪魔の視線は私に容赦なく視線を浴びせてきます。

特に視線が集中したのは脚でした。
前は「おっぱい」だったのに……。
今度は「脚」……。

私は隅々まで観察されてる。
そう思いました。
そしてやっと電車が駅に着きました。。
私はあの視線から早く遠ざかりたくて、ドアが開くと一目散に駆け出しました。
やっぱり、車両を変えるだけではダメだったみたいです。
もう電車に乗る時間を変えるしかないのでしょうか?
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