この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
視線
第1章 始まりの告白
「実は見られて興奮してるんだろ?」
やっとあの視線から解放されたはずなのに、私はあのコメントが気になって仕方なかった。
そんなはずない。
私は自分に言い聞かせながら、あの視線のこと忘れようとした。

日々は過ぎていって、あの汚い視線に見られなくなってから一ヵ月が経った。
電車を乗る時間を変えたわけじゃない。
ただ乗る車両を変えただけ。

そう考えると汚い視線の持ち主は、同じ電車に乗ってるかもしれない。
なんだかまた見られている気がしてきた。

でも、もしかしたら、私を見かけなくなったことで、別の人をターゲットにしてるかもしれない。
そう考えたら、よく考えだと思うけど、私はもうターゲットから外されて、もうあんなやつのことなんて考えなくていいはず。

頭の中が悲観的な思考と楽観的な思考を繰り返して、私の心をかき乱す。
どうしてこんなに心をかき乱されるんだろう?
もう一ヵ月も経ってる。
この話は終わりのはずなのに。

それでも、私の脳裏にコメントの言葉が浮かび上がる。
「実は見られて興奮してるんだろ?」
しかも、知らないはずの汚い視線の持ち主の声に変換されて……。
/6ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ