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秘愛~ヒメアイ~
第2章 兄妹からの…
「好きに決まってるじゃん!」

ひとつ息をつくと、

「ずっとずーっと、お兄ちゃんが一番大好き。お兄ちゃんが私を好きになってくれるもっと前から。」

そう言い終わる前に、

お兄ちゃんの唇が私を塞ぐ。

「光っ…!」

「…ん…はっ…!」

お兄ちゃんの舌が私の口の中に入ってくる。

さっきより…激しっ…ん…!

どれくらいそうしていただろう。

ゆっくり、お兄ちゃんの唇が私から離れる。

「初キスいただき♪」

お兄ちゃんはVサインをして、

ニカッと笑った。

ドキッ

その笑顔が大好きなんだよ…?

「両思いだな♪俺これからもう光のこと

妹と思えない」

息が詰まる。

「兄妹で恋愛なんて色々ヤバいかもしれないけど、これからは恋人だぜ!」

「うんっ…!」

満面の笑みでそう返す。

なんとも言えない幸せで、

私は満たされた。

「じゃっ学校行くか!」

…えっ?

キスだけかぁ…

ちょっぴり残念かも…

「なんだ残念そうだな~。心配しなくても、」

お兄ちゃんはそこで言葉を切ると、私の耳に口を寄せた。

「続きは夜してやるから」

かああぁぁっ!

私の心を見透かしたみたいな
そのセリフに、

思わず顔が火照る。

「お、お兄ちゃんのばかっ!」

「じゃあ続きしないぜ?」

意地悪な笑み~!

「それはいやっ!」

間髪入れずに、私は即答した。

「なんだよ、どっちなんだ」

お兄ちゃんは笑って、

私の頭をポンッと叩く。

キュン

いちいち心臓がもたないよ…
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