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ヤンデレ彼氏
第2章 壊れる音
「…やべぇ…寝てない…」
時計を見ると、遅刻すれすれの時間。
金曜のキスでふわふわしていて、俺は全然眠れてなかった。
そのくせ、ぼーっとしてたらこんな時間。
「あー、だるい…」
もうちょっと幸せに浸っていたかった。
でも、月曜から遅刻なんてシャレにならない。
体を動かし、制服に着替える。
朝ご飯を食べずに、自転車に飛び乗る。
急いで行ったら、一本早い電車に乗れそうだ。
麻友の顔が見たい。
そう思って一生懸命自転車をこいで駅に向かった。