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浦島太郎×BestEnding
第9章 玉手箱
「太郎様にお伝えしなければならないことが…」
「何でございましょう」
乙姫は玉手箱を取り出した。
「これは太郎様が帰る時に渡せと父上様から申し付けられたものです」
「ほう…見事な紐で結んでありますな」
「お帰りにならないのであれば、どうしようかと…」
「中は何が入っているのですか?」
「言えませんが決して開けてはいけませぬ」
「では、家に帰るつもりは毛頭ないゆえ。受け取るわけにはいきません」
「確かに」
「コレ、玉手箱を父上様の……部屋があるわけでもなく、帰るのも1500年後だし…海にぶん投げてきなさい」
「はい」
受け取ったのはクランケだった。
「何でございましょう」
乙姫は玉手箱を取り出した。
「これは太郎様が帰る時に渡せと父上様から申し付けられたものです」
「ほう…見事な紐で結んでありますな」
「お帰りにならないのであれば、どうしようかと…」
「中は何が入っているのですか?」
「言えませんが決して開けてはいけませぬ」
「では、家に帰るつもりは毛頭ないゆえ。受け取るわけにはいきません」
「確かに」
「コレ、玉手箱を父上様の……部屋があるわけでもなく、帰るのも1500年後だし…海にぶん投げてきなさい」
「はい」
受け取ったのはクランケだった。