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第5章 冬休み～春樹～

大きく体を仰け反らせ夏海が声にならない声を上げる。

俺は自分の下半身がはち切れそうに膨張する中、夏海を何度も何度もイカせた。

くたくたになった夏海が俺を虚ろな目で見つめる。

「お願い……挿れて？」

喘ぎ疲れたのかか細くなった声で、でもはっきりと俺の耳に届いた。

俺は避妊具をしっかりとつけると夏海の入り口にそれをぴったりとくっつけた。

ゴム越しに夏海の中の温度が伝わってくる。

ゆっくりと中を推し進んでいくと、緊張からなのだろう、先が狭まっていた。

膣肉に圧迫される初めての感覚。

まだ先っぽの方しか挿れていないというのに、暴走してしまいそうになる。

俺は今持っている全ての理性を総動員させ、夏海の膨れあがった突起に親指をあてた。

「……んっ」

指をくるくる回すと、中から蜜が沁みだし俺を濡らす。

そしてそれに伴って奥へ進む道が徐々に開けた。

「っ！ったい、痛いよ……ぉっ」

ずんっ、と奥まで挿しこんだところで夏海の顔が歪む。

膜が破れた瞬間だったのだろうか。

痛そうに目をぎゅっと瞑っている。

「ごめんな。大丈夫か？」

汗で額に張り付いていた髪を撫で、夏海が落ち着くのをしばらく待った。

「ん、も、大丈夫……動いていいよ？」

まだ顔が強張ってはいるものの、中は確かに最初の頃のような固さではなくなっている。

俺は夏海の表情を確認しながら、ゆっくりと抜き挿しし始めた。