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幼遊戯
第1章 夏休み~夏海~
「じゃあ触るからな?」

一応確認を取りながら、春樹が私の胸の膨らみに手のひらを乗せた。

クーラーの効いた部屋で春樹の手のひらが触れた部分だけが温かく感じる。

「どう?」

「んーあったかい」

「俺の手のひらの感想じゃなくて」

「だってそんなすぐにはわかんないんだもん」

そう言うと春樹は手のひらで膨らみを揉み始めた。

正直に言うと気持ち良くはない。

これでアンアン言えるのであれば、やっぱりあれは演技なんだと言わざるを得ない。

ただ、何となくくすぐったいような違和感のようなものが私を襲うのは確かで、それが私を徐々に変な気分にさせているのも確かだった。

「服脱がせていい?」

「え?」

「だめ?俺、ちょっと見てみたいんだけど」

「…い、いいけど、見た後で誰かにこんな胸だったーとか言いふらさないでよ?」

「そんなことしねーし」

「……じゃあ、いいけど」



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