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その一言が欲しかったんだ
第3章 初夜
和也はお姫さまだっこで
莉奈をバスルームまで連れていった
ちゃぷん… と莉奈を浴槽に入れると
莉奈の首輪を取り、和也は
バスルームを出た
一緒に入るものだと思っていた莉奈は
伸ばしていた体を
体育座りをして寂しさを抱き締めた。
ガラッ
バスルームのドアが開き
和也が入ってくる
莉奈は顔を上げ
安堵の笑みを浮かべた
『ん? どうしたの?』
和也は湯船に浸かり
莉奈に問いかけた
『…さっき出ていったから寂しかったの…』
『ごめんね。一人にして』
和也は体育座りをしている
莉奈の背後から抱きついた
莉奈も和也の腕に包まれ
体を伸ばした。