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その一言が欲しかったんだ
第5章 歯形
お風呂に入るとき、
和也は『傷が染みないようにっ』と
莉奈の左手をビニール袋で包み
手首を輪ゴムで固定して
一緒に入った

2人で湯船に浸かっている間も
『痛くない?』『痛くない?』
と、何度も聞いてきた。


(…そこまで痛くないんだけどな~…)


と、何だか良心が痛む莉奈に

『莉奈ちゃんっ!!』
『俺の左手噛んでっ?』
『俺も莉奈ちゃんと一緒に痛い思いするっ』


向かい合わせに座っている和也は
ぐいっと左手を莉奈の口に出した


突然何を何を言い出すのかと、
莉奈はキョトーンと目を丸くした


『いや…和也さん?』
『袋で包んでくれたりしてるけど』
『本当にそんなにコレ痛くないの…』


『じゃぁ、俺も同じ傷作るっ!!』


和也はザバー!!!と勢い良く立ち上がり
出口へ向かった



『ええええっ』
『それは危ないって!!!』
『わかった!!』
『噛むからっ!』
『ちょっとまってーーー!!!』


この人はバターナイフではなくて
包丁とかでやりそうだ…
莉奈はそんな和也の光景がふと浮かんだ
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