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トライ アゲイン
第3章 心だけタイムスリップ

「先生!な、何を?!」

「ズルいよ君は
僕の気持ちがわかっていながら弄ぶつもりかい?
僕はね、教師と生徒という垣根を飛び越えてみたいんだ」

弄ぶも何も、岡山先生に対して
記憶をさかのぼっても、当時も今もそのような態度で接してきた覚えもない。

もしかして、この世界の自分は過去に経験してきた自分とは全く別人なのかもしれないとさえ思った。

「ほら、何も悪いことをしようと言うんじゃないんだ
教師と生徒ではなく男と女になろうって言うだけだよ」

岡山先生の右手が伸びて
助手席のリクライニングレバーを引いた。
安祐美の体はあっという間に背もたれと一緒に寝転がされた。

「やめてぇ!!」

遠くの夜釣りの人影に聞こえてほしいとばかりに
安祐美はできる限りの声を張り上げて助けを求めた。
騒ぐ安祐美に、岡山先生は淫らな笑みを浮かべて、騒ぎたければ騒げばいいと暫く安祐美を見ていたが、突然、彼の手が胸元に伸びてきた。

そのまま胸を触られる。

「こんな小さなおっぱいなんて
揉んでも楽しくないでしょ?」

体は初心な中学二年生の女の子だけれど
心はすでに男を知っているそれなりに恋愛経験のある25歳の女性なのだ。
変に嫌がって拒むと、ますます男を興奮させてしまう。
安祐美は作戦を切り替えて岡山先生を諭して落ち着かせようとした。

「いや、小さなおっぱい、それがいい」

やや口調は落ち着いてきてくれたものの、
安祐美を犯すという目的を完遂させようと
彼は安祐美を抱きしめながら、
耳朶(うなじ)や首筋にチュッチュッとキスしてきた。
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