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トライ アゲイン
第4章 看護師の梨田佑樹

もつれ合うようにして
二人は安祐美が眠り続けるベッドのスペースに崩れ落ちた。
狭いシングルベッドに三人はいくらなんでも狭すぎる。

イヤでも由美子の体に裸体の安祐美の肌が触れる。

「娘にこんな卑猥な格好をさせて
それでもあなたは看護師ですか!」

「いや、だからそんなつもりじゃなかったんだ
甘美な刺激を与えたら目を覚ますかなと思って…」

何から何まで苦しい言い訳だった。
こんなことがバレたらそれこそ警察沙汰だ。
せっかく国家試験に合格して手に入れた看護師の職を失ってしまう。

ヤバい!ヤバい!と思っているのに
なぜかそれが妙に興奮して
ペニスは先ほど以上にギンギンに勃起して
由美子の下腹部を叩いていた。

「止めてください!」

看護師の梨田を振り払おうとして
その手がペニスに触れる。

「ひっ!」

近頃は夫も由美子の体に興味が失くなっているのか、久々に触れる男の持ち物に由美子の心が揺れた。

「ね、お願い…娘には手を出さないで
そんなに女を犯したいのならば…
私の身体で我慢してください」

おばさんと言ってもいいような由美子の体に
梨田が興味を覚えるとは思ってはいなかったが
久々に男のペニスで貫いてもらえるのならば
娘の安祐美の体に悪戯しようとしていたことは不問にしてもいいと考えた。

「いいよ、それで契約成立ですよね?」

この女、よっぽどの好き者なんだなと梨田は思った。
目覚めない娘の体を悪戯しようとしていた現行犯なのだから、普通の神経なら有無を言わさずに警察に突きだすだろうに、自分の体を弄ってもらえるのならば全てを忘れてくれると言うのだから
梨田にとっては不都合などなかった。

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