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誰にも言えない!
第2章 初めての演習室
その日はずっと下校時間になるまで
演習室で先生と勉強をしていた
いろんな話をした
先生の大学生時代の事や
私の部活の事、将来の夢についても話した
私は将来薬剤師になりたいと思っている
どの大学に行こうと思っても
やっぱりレベルが高いから
数学は特に力を入れて勉強していた
先生にその事を話すと
“また何かあったらここに来たらいいよ”
と、そう言ってくれた
その言葉を聞いて
今日が最初で最後なんてことがないんだ
まだ先生と授業意外に関わることができるんだと
嬉しく思ってしまった
(いけない、先生なのに…)
そうやって自分に言い聞かせても
もっと仲良くなりたいと
そう思う気持ちは大きくなっていく一方だった