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誰にも言えない!
第5章 本当の気持ちは?



「いきなりごめん」




私を抱きしめたまま先生が言う





「教師として、こんなの間違ってると分かってる

竹内は生徒なのに」





「先生?」





「あの日、超えたらいけない線を

超えてしまいそうになった」





(あの日、先生と演習室に居た最後の日)





「竹内のこと見つめてたら、目が逸らせなくなって

無意識のうちにあんなことしようとしてた」





(あんなことって…、キス…?)






「だからもう、これ以上は近づいたらいけないと思ったから

竹内には極力近づかないようにした


ちゃんと、竹内のこと“一人の普通の生徒”として思えるように」





「先生…」





「僕は…、俺は

ずっと気持ちを抑えてたんだ


だけど今日、芳樹と一緒に居るのを見て
いや、今日だけじゃない

何度も二人で居るところを見た

その度に竹内に声をかけそうになって


でもそれを抑えてたのに…



今日それが壊れた


芳樹が竹内のこと好きなんだってすぐわかった」






「どうして…」





先生は抱きしめる力を緩め
私の肩を掴み私を見つめた




先生の目はあの日よりも熱く潤み
少しだけ頬を染めているように見える







「俺も、同じだからだよ」






先生は切なそうに眉を寄せ
それでも少し自嘲気味に笑いながら言った
















「ずっと、好きだった



俺は、竹内のこと好きだ」





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