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誰にも言えない!
第6章 内緒の関係
それから私達は抱きしめ合ってキスをして
普通の恋人のように過ごした
「先生」
私は先生に入れてもらったカフェオレを飲みながら
いつものように先生と向かい合う机に座りながら話をしていた
「いつから、その…
私のこと考えてくれてたんですか?」
私と同じようにカフェオレを飲みながら
足を組んで座る先生に問いかけた
先生は首を傾げて私を見て笑い
「あの日、七海のこと
もっと見たいと思ったらキスしようとしてて…
気持ちに気づいたのはその日かな
でももしかしたら、
もっと前からそうだったのかもしれないなあ」
少し遠くを見つめるように考えながら先生は言った
「そっか…」
自分で聞いておいて頬が熱くなる
(私のこと考えてくれてたんだ・・)
そう思うだけで顔がほころんでしまう
「…なーに、笑ってんだ」
気がつけば先生が私の隣に立って
私の頭をくしゃっと撫でた
「嬉しいなあと思って…」
恥ずかしさに俯きながら小声で答えると
先生が私の傍にしゃがみ、顔を覗き込んだ
先生が私の頬に手をのせ
顔を上げさせた
先生は優しく笑い私の頬を撫でもう一度キスをした
「・・・んっ」
さっきまでよりも力強く強引なキスは
何度も唇をついばみ、繰り返された
「…ふぁ、せんせ‥ぁ」
(キスってこんなに、激しいんだ…)
「こんなんで顔真っ赤にしてたら
この先、大変だぞ?」
先生が唇を離し意地悪く言った
「―っ!この先って…」
先生の言葉の意味を理解し
顔が更に熱を帯びる
先生はそんな私を見て面白がるように笑う