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彼女はボクに発情しない
第24章 青嵐の序曲
ゆっくりと呼吸が元の状態に戻っていく。最後に大きく息を吐くと、薄く目を開く。
ちらっとその目が私を捉えると、いったん目を閉じた・・・が、すぐに大きく目を見開く。

「きゃああ!!!」

奏ちゃんは一声悲鳴を上げると、ガバッと起き上がり両手で胸を隠して、私に背を向ける。
いやあ!とか、見ないで!などと悲鳴を上げる。

ああ、本当に正気に戻ったんだ、と安心した途端、私自身も自分がほとんど全裸に近く、股から太ももにかけて自らの愛液と奏ちゃんの体液でベチャベチャに汚れていることを認知した。かろうじて悲鳴こそ上げなかったが、恥ずかしさに体が燃えるように熱くなる。

その後、二人して、そそくさと服を着て、逃げるように保健室を後にした。
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