この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
彼女はボクに発情しない
第26章 狂おしき愛の追想曲
こんなに頑張ったのに、医師資格をとるのに2年もかかってしまった。しかし、順調に取った後は希望の研究室に入ることができた。
脳とホルモンの相互作用を研究している世界的な権威、ジョン・S・デール博士の研究室である。そこで、研究員としていくつかの論文を発表し、僕は順調にキャリアを重ねていった。そして、とうとう、掴んだのだ。

PIHの治験の許可

根本的な原因は分からないが、PIHの機序は大体判明していた。脳内のホルモン受容体の過剰反応及び性ホルモンを構成するタンパクの一部変異が原因と目されている。スイッチとなる受容体の・・・まあ、細かなことはいいか。とにかくある程度仕組みはわかったということだ。

治療には脳内の手術及び1年に渡るホルモン療法が有効である可能性が示唆された。

もちろん、いきなり奏で人体実験なんかできない。僕は世界中を飛び回り、PIHの症例を集め、治験への参加を促した。そして、有効性が、やっと認められたのだ。

デール博士も「これほどスピーディーに治療法を確立するとは、まさに奇跡だ」と言った。当たり前だ。相手は天使だ。奇跡など、日常に起きている。

そして、今回、僕は日本に帰ることを決意したのだった。
/274ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ