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彼女はボクに発情しない
第7章 素晴らしい日々を彩る伴奏曲
今までの『発情』のときの痴態が頭を駆け巡る。

「オマンコ舐めて〜」「おちんぽ〜」と卑猥な叫びをあげながら、陽太にかじりついたこともあった。
愛液をダラダラと流しながらオナニーする姿を見せたこともあった。
太いバイブを秘所に入れられて、あられもなくよがって、喜悦の叫びを上げたことなど数知れない。

そして・・・陽太の前で、知らない人に淫らなキスをしたことも。

頭を抱える。体が震える。目は限界まで見開かれ、舌が乾く。

ダメだ・・・ダメだ、ダメだ。
こんな女の子、絶対ダメだ。

言い聞かせなきゃ、言い聞かせなきゃ。

『いつか、いつか、あの優しい日々は終わってしまう。』
『世界で唯一、私が私でいられる場所は、なくなってしまうんだ。』
『いつか、陽太はいなくなってしまう』

陽太がいなくても、生きていけるように。
陽太の幸せを本当に願えるように。

そうならなきゃ。そうならやなきゃ、嘘だ。

私には、主旋律どころか、伴奏する価値も・・・ないんだから。
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