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彼女はボクに発情しない
第9章 ボクと歌姫たちの三重奏
☆☆☆
第2ゲームは大槻さんの提案したダーツだった。これについては簡単に成績だけ紹介する。ちなみにルールは一番簡単なカウントアップというやつだ。

第1位 笹本さん 210点
第2位 霧島くん 185点
第3位 四宮   172点
第4位 大槻さん 128点
第5位 陽太   18点

ダーツは私自身、初めてやった。霧島くんは経験があったようだ。彼に言わせると私は「センスがいい」ということだった。そして、やはりこのゲームについても笹本さんは事前に練習をしていたようだ。

ちなみに、陽太は相変わらずダメダメだった。そもそも的に当たらない。どうしてあんなに不器用なんだろう?

ここまで来てはっきりとわかった。多分、霧島くんを誘ったところで、第1ゲームが「バッティング」になるのは読んでいたのだと思う。なので、十分練習できたのだろう。
そして、第2ゲームは大槻さんが提案しているのだから、事前に申し合わせておいたのだろう。
この調子でいくと、自分で提案するゲームについても、間違いなく十分練習してきているはずだ。

やはり、このセッティングは偶然ではなく、仕組まれたものなのだ。

確かに陽太には笹本さんとデートする自由がある。陽太がそうしたいというのなら仕方がない。
私は変な病気で、いっつも陽太に迷惑かけてばっかりだし、陽太には恥ずかしい所たくさん見られていて・・・、とてもじゃないけど、普通に『好きだよ』だなんて言えない。
それでも、だけど・・・。昔から、ずっと昔から、陽太は私にとって大切な大切な人なんだ。

私は陽太に側にいて欲しい、陽太の側にいたい。

陽太が誰を選ぶかは自由だけど、やっぱり今、私は、自分のこの気持ちに全力で従いたい。

ごめんね、陽太。もしかしたら、私より可愛い子とのデートの機会を奪っちゃうかもしれないけど、今回は、私のわがままを聞いて欲しい。

だから、絶対、負けられない。
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