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彼女はボクに発情しない
第9章 ボクと歌姫たちの三重奏
☆☆☆
痙攣する奏を必死で支える。声が響いていないか心配だったが、なんとか大丈夫そうだ。

今回、ボクの失敗は奏の『発情』にしばらく気づかなかったことだった。奏の卓球の腕前は知っていたが、それに見とれてしまったのも要因だった。

しかし、たかがゲームで、なんであんなになるまで我慢してるんだよ・・・。

「大丈夫か?奏?」

ぐったりした奏に声をかける。ここはサークルワンのカラオケルームの隙間というか、狭い廊下のようなところだ。ガンガン音楽がかかっているルームが左右にあるので、多少の喘ぎ声などはごまかせたと思うが、さすがに人が来ない保証がないところで奏の下を脱がすわけにはいかない。今日はスカートですらないので、仕方なく、乳首だけでイカせることを試みたのだ。

ちょっと時間がかかったけど、発情して敏感になっている奏ならできると踏んでのことだ。
声をかけたものの、奏は一向に反応しない。そんなに良かったのかな?

「なんで、こんなになるまで我慢しちゃったんだよ」

いつもの奏らしくない。いつもなら、もっと自由に動けるうちに人目のつかない所に移動したはずなのに。

「だって・・・」

ほとんど独り言だと思って言っていた言葉に、思いもかけず、奏が反応する。

「陽太を・・・」
ん?なんて?ボクがなにかしたか?

そこまで言ったところで、奏がパチっと目を開いた。良かった、やっと、正気になったようだ。
「奏、歩けるか?」
「え?私・・・あれ?なんで?」
珍しく混乱している。ボクが試合途中で引っ張ってきてしまったので、自分がどこにいるかわからないのかもしれない。

「え?あれ?卓球・・・し・・・試合は?」
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