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第13章 最後の抱擁

彼のたくましすぎる肉棹が、根元まで貫いてくる。

絵理奈の内腿を撫でながら、原島が激しく腰を前後に振る。

「あっ・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・」

悦楽の時間が、絵理奈に訪れる。

シーツをぎゅっと握りしめ、絵理奈は何度も肢体を震わせる。

仰向けにされたまま、顎をあげるように反応し、声を漏らす。

「あっ・・・・・・、いいっ・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・」

「絵理奈さん、もう離さない」

絵理奈は濃厚な感情に包まれたまま、小刻みにうなずく。

私も・・・・・・・、もう原島さんとは離れられない・・・・・・・・

広げた両脚に力を込め、絵理奈は彼の腰を挟みつける。

密着させて下半身を、二人はぐいぐいと刺激しあう。

「ああっ、いいっ・・・・・・、気持ちいいっ・・・・・・・・・」

夫の姿が、一瞬、絵理奈の脳裏をよぎる。

罪悪感は、とうの昔に捨て去っている。

女として生まれてきた意味を教えてくれるのは、原島だけなのだ。

絵理奈は瞳を閉じ、全てを彼の荒々しい技巧にゆだねていく。

「絵理奈さん、また上になってください」

己のものを抜き去った原島が、ベッド上に仰向けに寝る。

うっとりとした表情のまま、絵理奈が脚を広げて彼の腰に近づく。

猛々しく勃起した、彼のペニス。

私だけが、これを享受するのだ・・・・・。

先端を握りしめ、自らの大切な個所に触れさせる。

「ああっ、原島さん・・・・・・・・」

「そのまま腰を沈めなさい」

「あああっ・・・・・・・・、入ってくる・・・・・・・・・・・・」

「絵理奈さん、もっと深く」

「ああっ・・・・・・、ああんっ・・・・・・・・・・・」

彼の腹筋に両手を置き、絵理奈はゆっくりと腰を振り始める。

彼のものが膣内で暴れ、絵理奈の女の本能を目覚めさせていく。

「ああっ、凄いっ・・・・・・・・・」

片手を口元に運び、絵理奈は我慢しきれない様子で自分の指を噛む。

そのままの格好で、絵理奈は彼の上で腰を小刻みに震わせていく。