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人妻デッサン~絶頂に導かれた絵理奈
第3章 誘い
数週間が経った。
夏の気配が色濃くなり、町はなんだか楽しげな雰囲気が漂っている。
しかし、絵理奈の生活に変化はなかった。
「はー、今夜はどうしましょ」
自虐気味に、絵理奈はスーパーの総菜コーナーをふらふらとしていた。
平日の昼前。主婦で混雑するスーパー。
絵理奈は浮いている自分を感じた。
私はこんな風になりたかったのかしら・・・・・・・
夢を持っていた学生の頃を思い出す。
バリバリ働いて、いろんなところに行って、おいしいものをたくさん食べて、
そして、素敵な旦那様と結婚して、
子供たちに囲まれて幸せに暮らす。
自分には、そんな未来が待っていることを確信していたあの頃。
あれからわずか5年。絵理奈は現実を知らされていた。
周囲の主婦は、40代から50代が目立つ。
おしゃれっけもない。特売品を目指して、醜い争いを繰り返しているだけ。
私もこんな風になっちゃう・・・・・・・・・
だが、ここから抜け出す方法などないのだ。
何の刺激もなく、コピーをしたような同じ日々が続くだけだ。
ねえ、こんなの嘘でしょ・・・・・・・
絵理奈が買い物かごをぶらさげて、ぼうっと立ち尽くしていたとき。
「奥さん、じゃないですか」
振り返ると、笑顔の彼が立っていた。
あの日、レイプ魔から助けてくれた、彼だ。
夏の気配が色濃くなり、町はなんだか楽しげな雰囲気が漂っている。
しかし、絵理奈の生活に変化はなかった。
「はー、今夜はどうしましょ」
自虐気味に、絵理奈はスーパーの総菜コーナーをふらふらとしていた。
平日の昼前。主婦で混雑するスーパー。
絵理奈は浮いている自分を感じた。
私はこんな風になりたかったのかしら・・・・・・・
夢を持っていた学生の頃を思い出す。
バリバリ働いて、いろんなところに行って、おいしいものをたくさん食べて、
そして、素敵な旦那様と結婚して、
子供たちに囲まれて幸せに暮らす。
自分には、そんな未来が待っていることを確信していたあの頃。
あれからわずか5年。絵理奈は現実を知らされていた。
周囲の主婦は、40代から50代が目立つ。
おしゃれっけもない。特売品を目指して、醜い争いを繰り返しているだけ。
私もこんな風になっちゃう・・・・・・・・・
だが、ここから抜け出す方法などないのだ。
何の刺激もなく、コピーをしたような同じ日々が続くだけだ。
ねえ、こんなの嘘でしょ・・・・・・・
絵理奈が買い物かごをぶらさげて、ぼうっと立ち尽くしていたとき。
「奥さん、じゃないですか」
振り返ると、笑顔の彼が立っていた。
あの日、レイプ魔から助けてくれた、彼だ。