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人妻デッサン~絶頂に導かれた絵理奈
第3章 誘い
「奥さんをレイプ魔の手から助け出したあの日。すぐに感じたんです」

「えっ?」

「ずっと探し続けていた女性を、私は遂に見つけた、とね」

彼の視線が、こちらに優しげに注がれてくる。

絵理奈は、肢体全体が火照ってくるようで、落ち着くことができなかった。

「そんな、私なんてどこにでもいる平凡な主婦です。主人からも相手にされないし」

「それは違いますよ、奥さん」

「原島さん・・・・・・・」

「奥さんは美しい。それも、女としての魅力を全て兼ね備えている。ただ・・・・」

「ただ?」

「それがまだ開花していない。というか、残念ながら、奥様の体の奥で魅力が眠ったままになっているんです」

原島の言うことが、絵理奈には何となくわかるような気がした。

毎日ただ、家にこもり、同じことを繰り返す日々。

夫に愛されることもなく、子供だっていない。

ただ年齢を重ねていくだけなのだ。

恐らく、このままずっと・・・・・・・。

そんな生活では、女性の魅力など、育つはずもないのだろう。

「奥さん、私はこのまま奥さんの魅力を眠らせ続けたくない」

原島がそっと手を伸ばし、絵理奈の右手に優しく重ねた。
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