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人妻デッサン~絶頂に導かれた絵理奈
第4章 モデル
「はんっ・・・・・・・・・・・」

絵理奈は唇を開き、自分から大胆に舌を絡めた。

原島の巧みな舌先に唇を刺激され、膝が震えるほどにさせられる。

立っていることさえ、ままならない。

たくましい彼の体にすがりながら、絵理奈は濃厚なキスを求めた。

二人の唾液が絡み、音が出るほどに唇を吸いあう。

下着姿の絵理奈の上半身を、彼が優しく抱いてくれる。

最初に唇を離したのは、原島のほうだった。

「失礼しました、奥さん」

「原島さん・・・・・・・・」

「こんなことをするつもりはなかったんです」

「・・・・・・・・・・」

「どうかしていました。許していただけますか」

「原島さん・・・・・・・、私は・・・・・・・・・・・・・・」

その後のセリフが、絵理奈は口にすることができなかった。

それをここで言ってしまうことが、怖かったのだ。

「奥さん、今日はこれぐらいにしましょう」

「えっ・・・・・・・」

「次にここに来るかどうか、それは奥さんご自身がお決めください」

「原島さん・・・・・・・・・・」

「さあ、シャツを着てください、奥さん」

絵理奈は彼の家を去った。

外には、既に夕方の光景が広がっていた。

濃厚な困惑と共に絵理奈は感じていた。

誰かにこんな風に激しく求められるなんて、もう長い間なかった・・・・・
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