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人妻デッサン~絶頂に導かれた絵理奈
第6章 あなたが欲しい
それから2週間が経った。

絵理奈の肉体を焦らすように、原島はなかなか再訪を許さなかった。

今度彼の家に行ったときは・・・・・・

絵理奈はそれを濃厚に想像し、毎晩のように自分を慰めた。

夫は勿論、そんな妻の変化に気づきもしない。

「今度の週末は泊りがけのゴルフだから、よろしくな」

本当にゴルフなのか、或いは別の目的があるのか。

そもそも、誰と一緒に行くのか。

夫、雄一の行動は、最近ますます不審なものになっていた。

しかし、その夫の予定は、絵理奈にある決断を促した。

「原島さん、今度の土曜日、お邪魔できないでしょうか」

絵理奈は、自分から原島にそう要求した。

8月に入り、暑い日々が続いている。

絵理奈の肢体に汗をもたらすのは、しかし、夏の暑さだけではなかった。

早く、早く彼のもとに行きたい・・・・・・・・

一度味わってしまった筆先の快感が、人妻の肉体にくっきりと刻み込まれている。

「奥さん、今度はどんな風なレッスンがしたいですか?」

焦らすように、原島が電話の向こうから聞いてくる。

「原島さんの教えには、生徒として全て従うつもりです・・・・・・・」

「では奥さん、全てに従っていただきます。いいですね」

そして、アポイントメントは成立した。
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