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love is over
第4章 三者面談
ソファーに脚を伸ばすことが出来ずに膝を、くの字に立てたままだった。
部屋着は腰をゴムで支えるタイプの短パンで上は露出度の多いタンクトップと夏らしい服装だった。
彼が何かをしようと想えば出来た筈なのに体を触ることもしなかったしキスさえしなかった。
夏生は彼に甘えるように、身体の向きを彼の腰の方へと変え、彼の腕を背中に回させた。
思春期とは子供が早く大人に成ろうとし、大人と子供の狭間でもがき苦しむ時期なのだろうと経験を乗り越え大人に成った夏生はそう想ってた。
早く大人になる必要等ないのに、それすら本人には分からないのだ。それが男なら尚更、強いはず。
彼の心臓の鼓動が高鳴り、背中に回してあった手に力を込めた。
彼が私を好きでいる。そのことに夏生は疑いを持たなかった。
夏生は彼の好きにさせた。
頭を乗せた膝の脈動と息遣いから彼が興奮してることを知る。
夏生は両目を瞑ったまま、それを感じ取ってた。
彼が夏生の頭を撫で長い黒髪を撫でた。
夏生は彼に甘えるように顔を彼の腰に擦り寄せた。
夫も結婚する前にアパートに来た時、時折こうして疲れた身体を癒すかのように眠ってた。
夏生には、その時の彼がとっても愛しく感じられた。
私が好きなら彼もきっと同じような感情で髪を撫でてくれてるのだろうと想いながらも始めての、三者面談に出席し気疲れし疲れてた。
部屋着は腰をゴムで支えるタイプの短パンで上は露出度の多いタンクトップと夏らしい服装だった。
彼が何かをしようと想えば出来た筈なのに体を触ることもしなかったしキスさえしなかった。
夏生は彼に甘えるように、身体の向きを彼の腰の方へと変え、彼の腕を背中に回させた。
思春期とは子供が早く大人に成ろうとし、大人と子供の狭間でもがき苦しむ時期なのだろうと経験を乗り越え大人に成った夏生はそう想ってた。
早く大人になる必要等ないのに、それすら本人には分からないのだ。それが男なら尚更、強いはず。
彼の心臓の鼓動が高鳴り、背中に回してあった手に力を込めた。
彼が私を好きでいる。そのことに夏生は疑いを持たなかった。
夏生は彼の好きにさせた。
頭を乗せた膝の脈動と息遣いから彼が興奮してることを知る。
夏生は両目を瞑ったまま、それを感じ取ってた。
彼が夏生の頭を撫で長い黒髪を撫でた。
夏生は彼に甘えるように顔を彼の腰に擦り寄せた。
夫も結婚する前にアパートに来た時、時折こうして疲れた身体を癒すかのように眠ってた。
夏生には、その時の彼がとっても愛しく感じられた。
私が好きなら彼もきっと同じような感情で髪を撫でてくれてるのだろうと想いながらも始めての、三者面談に出席し気疲れし疲れてた。