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love is over
第5章 お料理
お願いした通り五時になると彼が声を掛け起こしてくれた。
「夏生さん起きて五時だよ。」
彼の声で目が覚めた。何時の間にか私は彼の腰に片腕を絡ませるようにして寝てた。
「ごねん隼人さん」
「謝らなくていいよ。」
彼は顔を赤く染めた。
「私、隼人さんに何かした?」
「抱いてただけで何もしないよ。」
「じゃあ寝言とか言わなかった?」
「言わなかったよ。」
「そう…。」
「何か夢でも見たの?」
「ううん…。そうじゃないの……。ねぇ隼人さん一緒にお料理しない?」
「僕、料理はしたことないよ。」
「手伝ってくれるだけで良いから一緒に作ろう?嫌かなあ?」
「わかった。手伝うだけなら」
「良かった!一緒に作れば楽しいし、一緒に作ろう?」
「わかった。」
体を起こし彼と台所に来てエプロンを身に付けた。
「僕は何をしたらいいの?」
「じゃあ綺麗に手を洗ったら大根を擦ってくれる?」
「僕、やったことないよ。」
「じゃあ教えて上げるから頑張って擦って!今夜はハンバーグを作るから沢山、擦ってね?」
「わかった。」
「隼人さんハンバーグ好きよね?」
「うん。」
「じゃあ今夜は、おろしハンバーグにして食べよう?」
「うん。」