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添花の愉悦
第1章 添花の愉悦
だが、その香りに絡めとられたが最後、鼻腔を通って脳をとろかすように、涼成は環の隠し持った色香に制御が訊かなくなった。

環を抱き上げて机に座らせ、再び激しくキスをしながらブラウスのボタンを外し、プリーツスカートをめくり上げた。ブラのカップに収められた乳肉は思いのほか豊かで、手のひらで包めば湯を入れた水風船のようにたぷたぷと揺れた。その胸を揉みしだきながら夢中で環の中に自らを押し込んだ。

「ん、んあっ」
環は艶めいた小さな唇を大きく開いて啼いた。その声がたまらなくいやらしくて、涼成は何度も環の奥を突いて声を上げさせた。

そこに、涼成と待ち合わせしていた智がやってきた。悪友の二人はこのとき初めて、面白半分で二人で環を抱いたのだった。

それ以降、放課後の教室で涼成と智は二人で環の体を弄ぶようになったのだった。



環は夢中で智にしゃぶりつきながら、尻は涼成の繰り出すリズムに合わせて激しく振っていた。呼吸のリズムが一つになる。快感の絶頂が見える。
涼成の律動が速くなった。環は必死に快楽の頂点を掴み取ろうと、涼成に突き上げられるままに乳房を揺らした。
じゅぼっと智のペニスを口から逃がす。
唇の端からよだれがたれるのも構わずに環は狂ったように腰を振った。

だらしない表情で恍惚に浸る環の顔を見ながら、智は自分の手で扱いた。
環のいやらしい顔が自分の精液でベッタリと汚れるのを想像しながら、高みへと上り詰めていく。

環はもう、体が制御できない。欲望が環を置いて暴走していくのが分かる。
「いぐうううう」
細い腕をぴんと伸ばして床に突っ張り、背中をのけぞらせ、わなわなと太ももを震わせた。

太ももの内側を、熱い湯が流れ落ちる感触がある。

「漏らしてるぜ、環」

涼成がにやつきながら言った。腰はまだ速度を緩めずに振り続けている。

「やあぁぁあっ」
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