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添花の愉悦
第1章 添花の愉悦
環は首を左右に振り、ほとばしる尿を押し留めようと股間にぎゅっと力を込めた。

「きっつ、あああああっ」
締め付けられた涼成は、環の中で果てた。環はがくがく腰を震わせ、涼成のものを吸い上げるように肉壺を痙攣させた。

「環ダメだ、やばい、ちぎれる」

股間を締めても尿はとまらない。むしろ力を入れて尿道が狭まったせいで、びゅっと勢いよく甘い香りの飛沫が畳に吹き付けられた。
環の中に押し込まれたままの涼成の肉茎が、環の内側でびくんびくんと跳ねている。ほとばしりの熱い感触が、奥に伝わってくる。

「ああああ」
快感にとろけた環の顔に、智が精液を吹きかけた。ペニスの先端を頬に押し付け、白い粘液を環の顔に塗り拡げる。唇も眉も睫毛もぬるぬるに汚すと、智は自分のペニスの付け根を持ったまま大きく息を吐いて座り込んだ。


シャワーを浴びた環は、今度は畳の上に仰向けになり、両足で智の腰元を挟んでいた。

智は腰をゆすりながら言った。
「麗奈は涼成と寝た。これで俺たち夫婦はおあいこだ。これからは心置きなく環を抱ける」

「既成事実を作るために、俺に麗奈を抱かせるなんて、ほんと悪い趣味だ」
涼成は言いながら環の乳房に舌を這わせる。

「万が一ばれても、これであいつも俺を責めることができなくなるだろう」
智が不敵な笑みを浮かべる。

「涼成が麗奈を抱いて、二人が本当にデキちゃったらどうするの」
環は涼成のものを手で扱きながら、智を見下ろして尋ねる。

「ないね。あいつは抱かれてる時まで、どう見えてるかしか考えてなくてさ、もちっとも面白くない女だ」
智は笑わずに答えた。
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