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エリート妻色情飼育
第170章 第十五章 交換
「愛してます・・克己さん・・・」
「は、春香ぁ・・・」

いじらしい妻の言葉に胸が高まっていく。
春香が四人の異常な関係を認めてくれたのだ。

嬉しさが込み上げてくる。
裕子と一緒にいられることもあるが、春香を悟と共有できることが克己にとって歓びに感じるからだ。

「副社長・・・」
「悟でいいよ、井上・・・」

セックスの場にふさわしくない役職名で呼ばれ、悟は照れくさそうに笑った。

「悟さん・・春香を・・・
よろしくお願いします・・・」

克己も白い歯をこぼした。
悟と心が一つになった気がしたからだ。

「おう、まかせとけ・・・」
悟も嬉しそうに声を返した。

「じゃあ、改めて・・・」
裕子がイタズラな目で言った。

「楽しみましょう・・・?」
鏡の中で他の三人も笑みを浮かべるのだった。

※※※※※※※※※※※※※※※

春香結婚三ヶ月目「秘密の部屋」 
20●2年12月20日 PM 2:30


「あんっ・・あんっ・・いいっいいっ・・・」
裕子の声が弾んでいる。

「はぁっ・・はぁっ・・はぁっ・・・」
克己が苦しそうな表情で荒い息を吐いている。

正常位で繋がった二人は再開したセックスを、隣に並ぶ悟達の体位に合わせたのだ。
この方がお互いのパートナーの顔を見ながら、突き上げる興奮に酔いしれるからだった。

「いやっいやっ・・凄いっ、凄いぃ・・・」
泣き顔の春香が声を絞り出している。

「おほぉっ・・おおっ・・おおっ・・・」
悟がゆっくりとした動きで腰をくねらせている。

「いくいくいく・・又、いっちゃうぅ・・・」
春香が背中反らして叫ぶ。

「は、春香・・・」
妻の激しい反応にタメ息が漏れる。

自分の動きよりも遅いのに春香の感じ方が半端ない。
やはりテクニックは数段、上のようだ。

仕事のスマートさといい、悟には全てにおいて頭が上がらないと思うのだった。
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