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エリート妻色情飼育
第208章 第三章 プロポーズ
「結婚、しよ・・・」
だから、幸造が囁いた言葉の意味が理解できなかった。

「えっ・・・?」
不思議な表情で見つめる早苗に、男は焦れったそうに言った。

「結婚してくれ、早苗・・・・」
男を見つめながら言葉の意味を考えている。

だが、何度試しても答えにいきつかない。
どうしても頭に入ってこないのだ。

「結婚するんや、ワシと死ぬまで一緒や・・・」
ギュッと抱きしめる苦しさに、ようやく理解した。

「ええっ・・・?」
大きく目を開く早苗は、男の肩に顎を乗せたまま声を出した。

「だ、だって・・・」
戸惑いの言葉を幸造の声が遮る。

「あの日からや・・・」
逃げ出す筈がないのに抱きしめ続けている。

「お前を初めて抱いてから、ずっとや・・・」
「こ、幸造様ぁ・・・」

溢れた涙が男の肩に落ちる。
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