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背徳は蜜の味
第15章 人妻その十五 ~性感マッサージ~
エアコンのガンガン効いた寝室…
暑がりの夫は室内の設定温度を25度にまで下げていた。
暑がりの夫には快適だろうけど、
全裸にさせられて全身を舐められて唾液まみれの紗由理は体が冷えてしまってセックスどころではない。
前戯が上手で燃え上がらせてもらえるのなら
別に室温が低かろうと関係ないのだけれど、
体を舐め回すだけでいきなり股を開かされるのだから、体以上に心も冷えていた。
「なんだ、濡れてないじゃないか…」
濡れるわけない…
こんな、おざなりの愛撫で濡れまくる女がいたら、お目にかかりたいものだわと紗由理は心の中で悪態をつく。
ペッ!
夫は手のひらに唾を吐いて
それを自分のおちんちんに塗りたくる。
ヌルっ…
唾液のお陰でペニスはおま○こに挿入されるけれど、膣内はカサカサなのだからペニスを受け入れても擦れて痛いだけだった。
それでも夫が満足してもらえるのならと
「あああ…あなた、すごいわ~」とあえぐフリをしなくてはならない。
「お前のおま○こはいつ挿入してもギチギチで締め付けてくるよな」
ペニスを挿入すれば挿入したで
いきなりのスロットル全開で腰を振りまくる。
そして、腰を振ることに集中しているのか
挿入してからは愛の囁きさえない。
「うっ!!逝くっ!!!」
時間にして、ほんの数分…
自己中の夫は精液を膣内に放出して
早々とペニスを引き抜きティッシュで後始末を始める。
『新婚当初はこんな淡白なセックスじゃなかったのに…』
抱かれることに対しては大いに不満だらけだったけれど、それ以外は申し分のない夫なので
性の不一致ではないと紗由理は自分に言い聞かせていた。