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背徳は蜜の味
第15章 人妻その十五 ~性感マッサージ~

夫とは逆に、紗由理はセックスに対しては貪欲だった。
テレビドラマのキスシーンでも、
演技の下手な若手俳優の拙いキスシーンでさえ、
股間がジュク…と濡れることがあった。

そんなわけで常に悶々としてしまう紗由理だったけれど、彼女のストレス発散方法は散歩することでした。
なにも考えずに、少しだけ早足で歩くこと。
そうすれば頭の中からセックスのことを払拭することができた。

今日も晴れ間が広がり、快適な空模様だったので
紗由理はウォーキングシューズを履いて外に飛び出した。
昨夜の夫とのセックスに不完全燃焼だったうえ、
暇潰しにテレビをつけたのだけれど、
うっかりとR指定の映画を見てしまったのもムラムラしてきた要因のひとつだった。

『最近のR15の映画って、あんなにもエロいんだわね』

地上波ドラマなどでは時代の流れなのか
女性の乳房など見ることもなくなったが、
CSの映画では真っ昼間からおっぱいもお尻もモロに見ることができた。

『いけないわ!思い出したらムラムラしちゃう!』

気づけばジョギングに近い速度で早歩きをしてしまったので、うっすらと汗さえ滲ませていた。

「はぁ、はぁ、はぁ…」

気づけば息があがってしまい、
クールダウンしようと足を止めた。

ここまで足を伸ばすのは初めてだわ…

回りの景色は見たこともない場所でした。

ふと、脇道にそれた奥まったところに
- マッサージ - と書かれている看板に目が止まった。

「まあ!こんなところにマッサージ店があったんだわ」

営業しているのかどうかさえわからないような寂れたお店だった。
紗由理は巨乳ゆえに肩こりが酷かったので
時間もたっぷりあることだしマッサージの施術を受けてみることにした。
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