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背徳は蜜の味
第18章 人妻その十八 ~オナニーを見られてしまう~
♪ピロン…
LINEの着信を告げる音がスマホから流れた。
誰からだろうとスマホを手にしてみると、
夫の幸彦からだった。
「あら、珍しい…
あの人がわざわざLINEしてくるなんて」
夫の幸彦は単身赴任中。
ここからならば無理すれば通勤することも出来る支社だけど、夫の体の負担を考えて単身赴任を勧めた。
夫を一人っきりにさせるのは心許なかったけれど、単身アパートを借りなくても会社の独身寮があるとかで、食事などは寮の食堂で面倒をみてくれるというので、心置きなく夫を単身赴任に送り出せた。
しかし、いざマンションに一人っきりになってしまうと、最初の一週間は羽根を伸ばせてのんびり出来たけれど、ずっと一人っきりだと滅入ってしまう。
友人は皆、専業主婦などという優雅なポジションではなく、パートに出かけたり、結婚前からの職場で退職もせずに働いていたので、一緒に遊びにゆくことさえままならない。
こうなると人間というものは
何もする気になれず怠惰(ぐうたら)になってゆく。
それに、人一倍性欲の強い麻友子は家事はしたくないけれどセックスだけはやけにしたくてたまらない。
そんな欲求不満の麻友子に送られてきた夫からのLINEは「週末には帰れそうもない」という無情の報せだった。
「え~!うそぉ!ストレス発散でショッピングモールに連れていってもらおうと思っていたのにぃ!」
麻友子の鬱憤は爆発しそうだった。
『久しぶりにオナっちゃお…』
タンスの引き出しから夫とのセックスで遊んでもらうために購入してあったバイブを取り出す。
手にすると夫にベッドで責められていた瞬間を思い出して、股間がジュンっと熱くなった。