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背徳は蜜の味
第18章 人妻その十八 ~オナニーを見られてしまう~
ベランダのサッシは開け放してある。
そこから爽やかな風が舞い込んでくる。
ここは8階の高層階。
向かいには二階建ての分譲住宅があるだけなので、この部屋で裸でうろうろしても誰にも見られる心配はなかった。
麻友子は誰にも気兼ねなくベランダに向かって股を広げた。
捲れたスカートの股間に爽やかな風が舞い込んでくる。
太ももを撫でるそよ風は
まるで夫に愛撫を受けているかのようだ。
新婚当時、セックスの前戯として
夫は麻友子のスカートを捲って、白い太ももにフーッと息を吹き掛けてくれた。
今、ベランダから吹き込んでくる風は
夫がそのように吹き掛けてくれた吐息のように麻友子の太ももをくすぐる。
「あああ…あなたに愛されたいわ…」
こうしていると無性に夫に抱かれたくなる。
そよ風だけの愛撫では物足りなくなる。
自然と麻友子の右手は内ももを撫でて
左手はシャツの裾から差し込んでブラのカップ越しに豊満な乳房を痛いほど揉んだ。
こんなことをしても虚しいのはわかっている。
単身赴任といえども休日には新幹線で帰ってこようと思えば帰ってこれるはずなのに、夫は現地にとどまって帰宅するよとも言ってこない。
何度も帰ってきて欲しいと催促して、ようやく帰ってくる約束にこぎつけたのに、仕事が忙しいからと、アッサリとキャンセルされる始末だ。
夫は黙っているけれど、赴任先に女がいることはお見通しだった。
以前に部屋が汚れているだろうと内緒で赴任先の部屋を訪ねたら、男の独り暮らしにも関わらず、部屋は綺麗に整理整頓され、おまけにペアの歯ブラシを見てしまっては不倫しているのは決定的だった。