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背徳は蜜の味
第1章 人妻その一 ~インテリアの営業マンとエッチ~
「どうですか?素敵なマンションでしょ?」
不動産屋の男が鼻息も荒くマンションの一室を買わそうと若い夫婦を車に乗せて内覧にやって来た。
「すごいマンションだわ…」
三方を取り囲むようにして建てられたマンション。
目の前には広大な公園も整備されていた。
「ここは昔から歓楽街だったんですけどね
今や少し足を伸ばして新宿やら渋谷とかに遊びに行っちゃうので寂れてしまったんですよ
時の流れってやつですかね、土地を遊ばせておくのも勿体ないですし、都心にも電車一本で行けますからマンションを建設したんですよ」
駐車場に車を停めて、地域に足を一歩踏み出すと
綺麗に整備された町にも関わらず
なにやら淫らな空気に包まれているようだった。
「立地条件も申し分ないし
ローンだって少し無理をすればなんとか支払っていけそうだし、どうする?決めちゃうか?」
「あなたったら気が早いわ
まずは部屋を見てからよ」
「皆さんそうおっしゃいます
でも、室内を見れば皆さん即決で購入されるんですよ」
自信満々なのか、鼻息も荒く営業の男は夫婦をモデルルームに連れ込んだ。
営業マンが自慢するように部屋は申し分なかった。
「あなた、ここに決めましょうよ!」
早くも妻の真奈は気に入ったようでマンションの購入には慎重だった気持ちなど吹き飛んでしまい、今すぐにでもこの街で住みたい気になっていた。
「お前が気に入ってくれたのなら
僕には何のこだわりもないよ」
二人のやり取りを聞いて、
今がそのタイミングだとばかりに営業の男は契約書をカバンから取り出した。