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背徳は蜜の味
第19章 人妻その十九 ~エッチの相手も管理人の仕事~
一ヶ月で、ようやく夫である耕平の足ギプスが取れた。
「お~!足が軽くなったよ」
「良かったですね、この一ヶ月、ギプスの中が痒いだのさんざん私たちに文句をいいましたものね」
足首を清拭しながら担当の看護士さんが
世話が焼ける患者さんですねと
文句をタラタラ話し続ける。
「ほ、本当にご迷惑をおかけしました」
「その間、何度もお見舞いに来られた奥さまも大変だったでしょう
あ、でも、こんなうるさい人が家に居なくてせいせいしました?」
よほど世話の焼ける患者なのだろう。
ついつい、看護士は患者である耕平の妻である光子に嫌味をぶちかましてくれる。
「明日からリハビリになります
わたし、担当の小村遥と申します」
看護士さんの背後に控えていた巨乳の女性が前に進み出て挨拶をすると夫の耕平はニタニタとスケベそうに笑って「あんたみたいなべっぴんさんが担当なら、俺、頑張っちゃおうかな~」なんて悪態をつく。
今でこそ笑えるが、
非常階段を清掃中に転げ落ちて、頭も打っていたので、病院に担ぎ込まれた時は寝たきりになることさえ覚悟していただけに光子もようやくホッとした。
「そんなわけで光子、俺はもう少し入院するから管理人としての仕事をよろしく頼むわ」
「あなたが入院してくれたお陰で、管理人としての仕事が山のように溜まっているんですから
明日からはそう何度もこっちに来られないわよ」
「いいよ、いいよ、無理しなくても
俺はさ、この担当の遥ちゃんと頑張るからさ」
看護士さんたちがいなければ、ギプスが外れたばかりの足をおもいっきり踏みつけてやるところだった。