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背徳は蜜の味
第21章 人妻その二十一 ~デリヘルでお隣さんに指名されて~
女を待つ間に雄作は店から送信されてきたメールに目を通すことにした。
<Yさま、この度は当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます
派遣の女性とYさまが素敵な時間を過ごしていただくために、当店より少々お願いがございます
下記の注意事項、禁止事項をよくお読みいただいて、甘美なお時間をお過ごしください。
①お客様の要求に対してイヤな事や出来ない事は、派遣の女性はハッキリと断る場合がございます。
②爪が伸びて汚いお客様には、その場で爪を切らせていただきます
③電マ使用を希望される場合、最初はタオルを当て女性が慣れるまで直接体に押し当てることはご遠慮ください
④派遣の女性が痛かったり苦しかったりした場合は苦情を申し付ける場合がございます。
それでも止めない時は、女性がすぐに店に連絡するようになっております。
その場合、それなりの違約金が発生いたしますのでくれぐれもご注意ください。
では、以上の事柄に留意いただきまして
素敵なお時間をお過ごしください〉
「ふぅ~ん、けっこうしっかりした店じゃないか…こんな店なら女性も働きやすいだろうから、質の良い女が在籍していることだろう」
雄作の期待はさらに高まった。
どんなプレイをしてもらおうかな…
こちらが命じるよりも彼女のしたいようにさせるのも面白いかもしれないな。
風俗店から指定されたラブホに雄作が意気揚々と出かける準備をしていたその頃…
デリヘルに在籍している稲垣加奈子の元に店長から指名が入ったとLINEが届いた。
「今日はどんなお客様かしら…?」
先日、指名してくれた男は加奈子の大嫌いなタイプで、高慢ちきで何かにつけて加奈子にああしろこうしろと命令してきた。
彼が言うには警察署のお偉いさんらしかったけど、
警察関係の男が女を買うような事をするんだから世も末だわと思った。
アブノーマルプレイを好んで加奈子にアナルセックスを強要してきたので、本当ならばお店に連絡をいれて違約金をぶんどってやりたかったけれど、なにせ相手は警察関係なので、加奈子は泣く泣くそいつにアナルセックスをされてしまった。
「優しい方ならいいなあ…」
玄関を出て施錠していると、お隣のご主人も出掛けるのか、エレベーターで同じように一階ロビーまで降りた。