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背徳は蜜の味
第21章 人妻その二十一 ~デリヘルでお隣さんに指名されて~

雄作は風俗店に指定されたホテルに定刻よりも30分早くチェックインした。

どんな女が来るのだろうかと想像するだけでペニスは激しく勃起していた。
女に脱がせてもらうのも捨てがたかったけれど、
そんなことに時間を費やすのはもったいないと、女が来る前に素っ裸になってバスローブだけを羽織った。

待つこと30分、ようやくドアがノックされて女が到着した。

「待ってましたよ」

いそいそとドアを開けて女を室内に引きずり込んで、彼女の顔を見て雄作は「あっ!」と驚きの声を上げた。
加奈子もまた、自分を指名してくれた男が隣のご主人だと気づいて、思わずドアの外へ逃げ出したくなった。

「驚いたなあ…お隣の奥さんがこんな商売をしているなんて…」

「私もビックリしました…あの…顔見知りだと具合が悪いでしょうから…チェンジしますか?」

ええ、もちろんチェンジしますよと彼が言ってくれるのを期待したけれど、
「いえ、あなたがいいです」と彼が加奈子を気に入ってくれたようだった。

困ったのは加奈子の方だった。
絶対にチェンジを言い渡されると思っていたのに
顔見知りの方が不倫を感じて良いもんだと
彼がめちゃくちゃ乗り気だったので逃げ出すわけにも行かなくなった。

「あの…私がこんな仕事をしていると言うのを内緒にしていただけますか?」

加奈子が半分泣き出しそうな顔をして懇願するので、はは~ん、これは旦那に内緒の仕事なんだなとピンときた。

「ええ、もちろん内緒にします
絶対に誰にも言いません。だから奥さんも僕がデリヘルを利用したことは内緒にしてもらえますよね?」

そう言ってお互いがこれからのセックスをすることを秘密にするということで契約が成立した。

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