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背徳は蜜の味
第21章 人妻その二十一 ~デリヘルでお隣さんに指名されて~
近所付き合いや、妻の事、加奈子の旦那との事…
この不適切な関係は、後々、厄介なことになると頭ではわかってはいるけれど、下半身の己の分身はそんなことどうでもいいじゃないかと悪魔の囁きをしてくる。
『そうだよな…バレたらバレたで仕方ないじゃないか!
それに彼女さえ黙っていれば決してバレるなんてことはない!!』
だからもう雄作の気持ちは、ただただ、彼女の体を堪能する事しか頭になかった。
そして、彼女の色気のある声を聞いた雄作は、
左手は加奈子のブラの中に潜り込ませ、右手で加奈子のスカートを捲り、その蒸れた股間に手を滑り込ませた。
黒光りのする艶かしいパンストは太ももまでのストッキングでガーターベルトで保持されていた。
だから、雄作の右手は加奈子の太ももの生肌を堪能できた。
その手を股間に持っていこうとした時、
「ちょっと待って!」と、彼女に制された。
「なに?何か不都合でも?」
「するの…?」と掠れた声で雄作の目を見つめながら言った。
雄作は、真剣な顔つきをして…
「約束を破って悪いけど…抱きたい」と正直に彼女に伝えた。
加奈子は、目を閉じてしばらく考慮したが、
「する時間…多分残ってないわよ」と教えてくれた。
そうだった!すっかり忘れていたけど、
加奈子はデリヘル嬢で雄作はその客だった。
60分の基本プレイだったので、既に60分近く経っていた。
興奮していたので彼女とは時間制約のある単なるお遊びだと言うことを失念していた。
「じ、じゃあ、延長します!!」
「そんな勿体ない事をしないでよ」
「じゃあ、どうすればいいんだよ!
俺は君を抱きたくて気が狂いそうなんだ!」
すると、加奈子から信じられないような提案をされた。
「私、今日はこの一回で上がりなの…
だから…お店に帰宅する事を伝えるから…
その後でどこかで…いい?」
連絡先を交換して加奈子に基本料金の一万円を渡してホテルを出ると、入り口の近くに黒塗りのワゴン車が停車していた。
「絶対に今日はもう上がると事務所に伝えるから…連絡するから待っててね」
加奈子は小声で雄作にそう告げると、
小走りで黒塗りのワゴン車に飛び乗った。