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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第20章 倉敷アイビースクエア

広場の四方を囲んでいる煉瓦の壁には
びっしりとアイビー(葛)が
覆い茂っている。その葛の壁が
ライトで照らされてライトアップされて。
幻想的な空間を生み出していた。

ベンチやテーブルと椅子が
中庭広場には設置されているから、
ゆっくりと座ってこの
光景を楽しむ事も出来るから。
適当な場所にあったベンチに
くっついて並んで座った。

「素敵な中庭だね…」

『ここだけ時間の流れが…
ゆっくりにも…感じてしまいそうですね』

煉瓦の壁を覆っている葛の一部が
赤く…紅葉しているのが見えて。

「葛も…赤くなるんだね…」

『そうみたいですね…、
それぞれの季節の良さがありそですね』

中庭を散策した後は、
ロビーの隣のレストランで
ちょっと豪華なお膳を頂いて。
半地下の倉庫の様な場所に
作られたバーで地元のワインを…頂いて。

いい感じに…お酒も入って
ほろ酔い気分で部屋に戻って来ると
お部屋に備え付けてある
タオルを持って、大浴場へ向かった。

客室も綺麗にリニューアルが
されているが、大浴場も
綺麗にリニューアルがされていて
色んなお風呂があるって感じの
大浴場では無かったけど
普通に広い湯船にくつろいで浸かって
髪の毛を乾かして外に出ると。
港斗君の姿が見えたから、早足で
彼の元に近づいて声を掛けた。

「ごめんね…待たせちゃって…」

『いえ、大丈夫ですよ。
女の人は…髪の毛を乾かすのに
時間がどうしても掛かってしまいますから』

手を繋いで廊下を歩いて
また自分達の客室まで戻って来る。

もう…お風呂には…入ったし
頭も乾かして来て…後は
歯磨きをすれば寝るだけになる。

お風呂に行ったついでに
自動販売機でペットボトルの
麦茶を買って来たから。
お風呂に入って喉が渇いていたので、
買ったお茶で喉を潤した。

洗面台の水回りも当然に
ピカピカにリニューアルされていて。
彼と一緒に鏡の前に立って歯磨きをする。

『さ、どっちのベッドにしましょうか』

ツインの2つ…隙間がある感じに
配置されたベッドを見て、
どっちのベッドにしますかと
好きな方を選べと…言う事…みたいなので。


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