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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第20章 倉敷アイビースクエア
特に意味はないけど、
向って右側のベッドにする事にした。
サイズは余裕がある大きさのベッドが
間隔を開けて配置されていて。
ベッドとベッドの間は
細い通路になっていて。
頭元には小さめな
ベッドサイドテーブルがある。
ベッドの外側は壁になっているから、
足元かその横の細い通路から
ベッドに上がったり降りたりするように
なっている感じのベッドの配置だった。
旦那さんが…スイッチを
付けたり消したりして。
お部屋全体の明るさを
いい感じの暗さにしてくれて。
寝るには明るすぎるけど、
するには…丁度いい…感じ…だなって。
白と木目が基調になっている
シンプルな内装のお部屋だけど。
部屋の照明を調整するだけで
大人の……と言うか…、
夫婦の時間の…舞台に様変わりする。
『これぐらいで…大丈夫ですか?』
明るすぎないか、暗すぎないかって
そうこっちに彼が確認をして来て。
「う…ん、これ…で…大丈夫…」
ベッドの足元側に彼が腰かけたので、
ごく自然に足元側の空いている場所に
ソファに座るみたいにして並んで座る。
『岡山旅行の2日目はどうでしたか?
巴は、楽しかったですか?』
「うん、犬島のあののどかな島の
雰囲気とか…いい感じだったし。
アート巡り出来る他の島にも
行ってみたいなって思ったし…。
あのラピュタみたいな…精錬所の
建物も凄かったし…」
今日の感想を求められて
朝からの出来事をあれこれと
頭の中で思い返しながら話した。
『あそこのホテルのパン、
凄い…美味しかったですね…。
鷲羽山ハイランドも…ずっと
気になってたんで行けて良かったですし。
そんなに時間取れなかったから
あんまり乗れないかと思ったんですけど』
「あの時間からだったから、
あれぐらいの混雑だったのかもね…。
さっき見た…あの中庭広場も
明るい時間だったらまた
雰囲気が違って見えるんだろうな…」
そっと…彼の手が…膝の上に
置いていた私の手に重なって来て
手の上からぎゅっと…手を握られる。
自分が…吸ってる…部屋の空気から
味がしそうだなって…感じつつ…。