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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第21章 倉敷美観地区
『要するに…お気に入りの睡蓮って
事なんだと思うんですよね…この睡蓮は。
あそこの…外に展示してあった
睡蓮はめっちゃデカかったですよね?』
そう旦那さんが言って来てるのは
徳島にある、大塚国際美術館の
睡蓮の事を言っていて。
今は…睡蓮が咲く季節じゃないから、
お庭にある…モネの睡蓮も
ちょっと寂しい感じになってるけど。
「大塚国際美術館のあの睡蓮も
周りに睡蓮が植えてあったし、
睡蓮が咲く時に…見てみたいね…」
『そうですね…、あ、…そうだ
高知県にモネの庭って言う場所が
あるんですけど、来月行きますか?』
「え?でも…来月じゃ…睡蓮は…」
睡蓮は…温室とかじゃないと
寒い季節には楽しめないと思うんだけど。
『ええ、睡蓮の花が見れない季節ですけど。
丁度…来月の11月から12月の
最初に掛けてライトアップ営業してるみたいで。
ただ、場所が高知なんで、行くのに
かなり気合入れて行く感じになりますけど…』
確かに…高知は…四国だから、
淡路島経由で…徳島に行って
四国を移動して行く…ルートで。
『お昼に香川でうどん食べて
夜までに着く様にしたら、
モネの庭のライトアップには
全然余裕で間に合いますけどね』
「モネの庭…って言う名前の場所が
高知にあるって言うのを、
初めて知ったんだけど…」
置いてあった本館の外の
休憩用のベンチに座って、
彼が自分のスマホで
モネの庭のHPを見せてくれて。
11月からのイベントである、
モネのナイトキャンバス
Twilight Resonance
~黄昏の共鳴~
のイベント案内のページを
これですよと…見せてくれて。
「わぁ…凄い…素敵…」
『そうなんですよ…、
いい感じに見えるんですけど。
その画像の通りなのか、
自分の目で見てみたいな…って』
その日は高知で泊まって、
また大塚国際美術館に
帰りに寄って帰って来ても良いかもって
そんな話をしながら…休憩をして。
大原美術館の中にある、
工芸館と東洋館を見学して
大原美術館を後にした。
『丁度…お昼にいい時間になりましたね』
「うん、お腹が空いちゃったね」