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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第26章 うどん県から高知県へ

超がつく人気店のかいだ屋さんは
テーブルの予約ができないらしく。

お店の前に置かれている
伝票を最初の15番までの人は
取って席を確保するシステムで。
16番からはノートに名前を書くらしく
そのノートに名前を書けるのも35番まで。

それでお昼の部は締め切りになるらしい、
つまり営業開始の時間に行っても
うなぎを食べる事は出来ないのだそう。

そして席に着いたからと言って
すぐにうなぎが食べられる訳ではなく
2時間待ちとかも…あるそうで。

前日までに予約すると
テイクアウトには対応を
してくれるらしいので。
持ち帰りのお弁当を
予め電話でお願いしておいて
くれたのだそうで……。

流石にここはお店の駐車場なので
すぐ近くにある高知空港の横の
緑の広場っていう公園の駐車場に
車を置かせて貰って。
お天気だったら海が見える場所で
お弁当を思ってたみたいだけど。

こんな大雨のお天気だったから、
高知空港に離着陸する飛行機を
眺めながら美味しいうなぎを頂いて。

いい加減に昨日のドーナッツを
食べないとだったので、
彼にうなぎはちょっと食べて貰って
その分でドーナッツを食べて。

お昼ご飯を食べて、目的地である
モネの庭のある北川村を目指して
高知県を東に進んで行く。

車で30分程移動して、
安芸郡にあるかっぱ市と言う
地元の物が売られいている
可愛いかっぱのオブジェに
お出迎えをされて到着した。

「入口の前のかっぱのオブジェ
可愛いかったね…かっぱ市?
かっぱ市って場所なの?」

『かっぱしじゃなくて、
かっぱ市ですよ、巴』

香川県がうどん県みたいな
そんな感じにここに
かっぱの伝説があって、
かっぱ市って言うのかと…
そんな勘違いをして旦那さんに
訂正されてしまったんだけど。

このかっぱ市のある場所の
すぐ近くに和食川って言う
川が流れていて、その川で
水難事故が昔あって
子供達を川に近づかせないために
かっぱに川に引きずり込まれると
大人達が言って聞かせてたのだとか。

高知県には河童にまつわる伝説が
四万十川の流域の近くとかに
残されて居たりするようで、
河童と関りの深い県らしい。





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