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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第26章 うどん県から高知県へ
テントは真っ白でふわふわな
ドーム型のテントでてっぺんが
スライムみたいにちょんととんがってる。
『よく見る感じのドーム型の
グランピングテントとは
ちょっと違うテントですよね?』
『保温性はバッチリですから、
中凄い温かいですよ、どうぞ』
中のスペースはちょっと
よく見るグランピングのあの
ドームテントよりも控え目な
サイズ感のスペースで。
円形のラグが敷かれていて
その上にテーブルと
1人掛けのソファと
3人掛けのローソファがあって。
4人で使用する時はこのソファを
ベッドにして使うみたい。
テーブルの下には
お庭にあったテントサウナを
利用する時に着るサウナポンチョが
置かれていて、テーブルの上の
カゴの中にはお菓子とコーヒー
ではなくてアメニティが置かれている。
奥のテント部分は寝室で、
可愛いお花柄のシーツが掛けられた
シングルベッドがハリウッドスタイルで
設置されていて。メルヘンな感じの
可愛らしいベッドルーム空間になっている。
持って来ていたキャリーバックを
テントの中に入れて。テントは
凄い広いって事はないけど
リビングのお庭の部分が広いから
使える空間はかなり広い。
そして何より…オーナーさんの
おもてなしの心が凄い伝わって来て。
居心地のいい空間になっている。
希望すれば夕飯のバーベキューに
新鮮なお魚のお造りとか
お寿司とかカツオのタタキとかも
用意をして貰えるそうで。
カツオのタタキを藁焼きで
作る体験をさせて貰えたりも
宿泊したら出来るみたい。
どうですか?とお声を掛けて下さって
私達はモネの庭のライトアップを
見に行くのに高知に来たので
申し訳ない気持ちになりつつも
お断りをさせて貰った。
オーナーさんが隣のレストランの
方に戻って行って、私達だけになる。
「ここ…予約…良く取れたね…」
『ああ、それですか?
それは…午前中のあの雨が
テレビで警報レベルって言われてたから
キャンセルが出たんですよ…。
この辺りって…その泊まる場所が
民泊みたいな感じの所しか無くて…。
モネの庭…行った後に
近い場所に泊れる場所無かったんですよ』