この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第27章 北川村「モネの庭」マルモッタン
確かに睡蓮が咲く夏とか
バラの春に来る方が楽しめるかも
っとそんな風に思ったんだけど
そんな事よりも気になるワードが
旦那さんの口から出て来ていて。
「ねぇ、港斗。その
むろと廃校水族館って言うのは?」
『神戸にもありますよね?廃校になった
小学校を使った施設が。室戸市にも
廃校になった小学校を使って作った
水族館があるんですよ。なんか
そこはプールにサメが泳いでるとかで』
整えられた…コースを歩いて。
巨匠モネの傑作である
「睡蓮の池、夕暮れ」をテーマに
青と黄色のライトが浮かび上がらせる
水の庭の光景を楽しむ。
睡蓮の葉が浮かんでいる池に
ライトで照らされた木々が
青や黄色の色彩を乗せていて。
太鼓橋を渡りながら
モネの絵画の世界を楽しんでいる人も
この光景の中に溶け込んでいた。
睡蓮の池の隅に…植物の影に隠れて
ひっそりとボートが浮かべられて居て。
このボートの上でキャンバスに
睡蓮を描くモネの姿が
見えてくるかの様に景色に溶け込んでいた。
また入口の所に戻って来る。
『だからこのモネの庭はまた
別の季節にリベンジする事にして、
明日は水族館行きませんか?』
「行きたい、行きたい。
なんか面白そうだし…」
ライトアップされたお庭は
確かに幻想的な空間だったんだけど。
どうせだったらお花が咲き乱れる季節に
ゆっくりと楽しみたいねって
そんな感じにお話が纏まって。
また…結婚式が終わってから
バラの季節にリベンジをする事になって。
今回の旅行でお天気の都合で
行かなかったスポットとかも
その時に行きましょうと
そんな感じに話が私と彼との間でなって。
モネの庭を後にした、
また40分程かけて戻って来て。
もうすっかりと暗くなって居て。
海の駅の営業時間も終わってるから。
広い駐車場には車も無くて。
室玄でお部屋の鍵を受け取って
もう暗くなっていたので
オーナーさんがお庭の電気を
点けて置いて下さったので
真っ暗な中を移動しなくて済んだんだけど。
キノコのアヒージョとか
バターコーンとかはスキレットに
キンメダイの酒蒸しは
ダッチオーブンにもうセットされてるから
これはガスのバーベキューコンロに
火をつけて置くだけで良い感じで。