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忘れられない恋
第2章 ~再会~
男は一瞬驚いた顔をしたが、我にかえると

逆に俺の顔を睨みつけてきた...


俺は男の手をおもいっきりにぎる。

男は力でかなわないと思ったのか、睨み付けるのをやめていた。



俺は、男の手をはなすと

[おっさん、次の駅で俺と一緒におりて警察いくのと、
ここからきえるのどっちがいい?]

いつもの俺では考えられないくらい低い声で言う。



それを聞くと男は

[チッ]

と舌打ちをし、カバンを持って隣の車両にきえた...



[大丈夫? もう行ったから安心して。]

と女の子に話かける。

[あ、ありがとうございます...]

女の子は泣きながらそう言いながら、ずりおろされていた下着をあげていた。


あげ終わると、女の子はふりかえり俺のほうを向く。

その時だった..


[え...]

という言葉を2人して呟いていた。


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