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雨が好き
第111章 お祈り
白樺が緑のアーチを作る道を走る。
キラキラと木漏れ日が輝く道。
時折、青空のかけらが顔をのぞかせていた。

右を見ても、左を見ても、たくさんの緑が広がっていて
道はすっかり乾いているけれども、
空気は昨日降った雨をしっとり含んでいるような感じで、
清涼で、心地が良かった。

「あおとさーん!」

走りながら声をかけてみる。

「どうしましたー?」

蒼人さんが、答えてくれる。

「後、どのくらいですかー?」

普段の私ではなかなか出さない大きな声。
あなたに呼びかける声が、なんだか、嬉しく感じる。

「そうですねー20分くらいですー。疲れましたかー?」
「大丈夫ですー!」

ふふふ・・・と自然に笑みがこぼれる。

白樺の木立が途切れ、空が大きく広がる。
山が青く見えてきた。

上り坂だけど、電動付きってすごい・・・
ほとんど平地を走っているのと変わらない。

ぐんぐん坂道を登っていける。

蒼人さんが、神社の参道の入口で自転車を止めた。

「目的地の手前ですけど・・・神社があるんで、お参り、していきませんか?」
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