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年の離れた妹
第1章 帰省
「まだしんどい?」
僕の問いかけに組んだ手で顔を隠したまま、妹は無言で首を振った。そして妹はタオルを顔に当て、また小さく泣いた。僕はそれ以上かける言葉が見当たらず、泣いている妹の頭を撫でていた。恵津子の大きな胸のふくらみが、その小さな突起と一緒に、息遣いに合わせて揺れていた。ソファの上で、妹はすぐに背中を向けた。そして体を丸め、声を出して泣き始めた。

ふと僕は、妹の髪が吐瀉物で汚れていたのを見つけた。そして洗面所でタオルを濡らすと髪を拭いてやった。恵津子は一瞬、僕に顔を向けた。そのあどけない顔が、僕に妹が小さい時を思い出させた。

「えっちゃん、どうした?」
そう言いながら僕は恵津子の肩を優しく叩いていた。幼児のころグズる妹の肩を抱いて添い寝してあげると、いつの間にか眠っていた。僕はそれを思い出していた。ひとしきり声を上げて泣くと、恵津子は静かになった。

「泣き止んだか?」
妹は小さく頷いた。その顔は、皆にえっちゃんと呼ばれていた頃そのままだった。

「さあ、もう寝ろよ…」
「うん…でも髪が汚れちゃった」
恵津子は吐いたことで少し落ち着いていた。しかし便器の中に長い髪を落としてしまい、汚れたことを気にしていた。

「だったらシャワーしておいで」
「うん」
妹は立ち上がったが、少しふらついていた。しかし妹は自分で、風呂場まで歩いていった。僕は後ろから、妹のあとを歩いていた。
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